「廉……」 先生の唇が触れて軽いキスが続いた。 いつもはキスが終わると身体を放してくれるのに唇が放れても私は抱きしめられたままいた。 「美羽……」 先生は私を抱きしめたまま何度も私の名前を呼んだ。 私も離れたくなくて先生の背中に手をまわしてじっとしていた。 しばらくしてやっと私を離し先生は何か飲むかと訊いてきたから飲みたいと返事をした。 「ホットココアでいいか?」