「槇野先生からだいたいの事は聞いてはいるが、本当に付き合っているのかね?」 「はい付き合っています」 「正直に言ってくれたのはいいんだが君は校則違反だと分かっているかね?」 「すみません。分かってます」 「本来なら君にも処分を受けてもらうところなんだが槇野先生からのお願いでね。 君には今回、処分はなしだ」 理事長室を出た。 理事長からは学校でも外でも槇野先生とは二人だけで会うなと言われた。