「廉……」 「どういう状況になってもお前は守る。 だから2度と別れるなんて言うな! 分かったか?」 返事ができずにいた。 先生は私の顎を掴んで上に向けた。 先生と視線が合う。 「分かったのか?」 「一緒にいても……いいの?……」 「いいに決まってる」 先生は私をギュウッと抱きしめた。 やっぱり、先生が好き別れるなんて無理なんだ。 「廉……ごめん……別れるなんて、もう言わないよ。 さっきだって本当は辛かった」