「あいつが何かしてきたんだな?」 「………」 「言わないと――…」 「イタイッ」 でこピンされた。 あの日、体育館の裏での会話をユキさんて人の事も含めて話した。 「なるほど、あいつに脅されたって事か……。 美羽、俺から離れるなんて許さない」 「でも……理事長にバラすって――…」 「その時は教師を辞めてもいい。 美羽と付き合う時から覚悟はしていたし……」