「うーん、廉の好きなお菓子か…… 和菓子は苦手かな。洋菓子は大丈夫よ」 「そうですか。 ありがとうございました。槇野先生には内緒ですよ」 「分かってるわよ。廉と上手くやってるみたいで安心した。お菓子作り頑張ってね!」 「はい、頑張ります」 「図書室に寄ってお菓子作りの本を借りて行こうかな……」 まだお昼休みが20分ぐらい残っていたから図書室に寄ってお菓子作りの本を二冊借りて来た。