「だって、なんで私の事好きになったんだろうって思って? 私なんて出来ない事だらけで…… 槇野先生が好きになってくれる要素なんてないと思うんです」 「それは、どうかなぁ~? 大崎さんが気が付いてないだけかも――…」 「田口先生、その言い方ものすごーく気になります?」 「そのうち、分かるんじゃないかな……。 それよりお腹空いているでしょ? 早く食べなさい」 そうだった! さっきからお腹が鳴りそうだったんだ。