そして、今2人に相談している。


「どうして、可愛いって言ったのかが問題なのよね。」


と、京花が言った。


その言葉に、私と由芽がうなずく。


本当に、どうしてだろう。


「まさか、結斗くんって、愛莉の事好きなんじゃないの?」


って、由芽が言った。


「あり得ないって!だって、結斗って野球にしか興味ないんだよ?」


私は、すぐに言った。


「いや…あり得るかもしれない。野球しか興味がなかった結斗くんが、愛莉を好きになった。うん、あり得る…。」


なんて、京花が意味の分からないことを言い出した。

まさか…


まさかね…


そんなのあるわけないよ。

結斗は、野球だけだよ。


そう、自分に言い聞かせた。