古島:「やればええやんけっ!」
明隆:「しねぇ。やったらお前らと同じクズや。それは嫌やからな。お前は確かに強い。でもな、誤心会だか何だかしんねぇけど、そんなゴミ溜めに居ても進歩しねぇぞ。」
古島:「テメェみたいなドアホに何が分かる!」
明隆:「〈ド〉は付けんなっ!」
さっきと逆の肩に拳を振り下ろす。
古島:「ん゛っっっ!くそったれ!」
明隆:「口に気をつけろ。お前は今のままでいいと思っとるんか?そんな訳の分からん連中を本気で仲間だと思っとるのか?」
古島:「…俺は一人で生きとる。奴等はただのパシリや。」
明隆:「一人でね。はいはい。今はそれでええけど、いつかきっと裏切られる。誰かお前の心配して連絡してきたか?仲間やったら心配するはずや。俺が安居の見舞いに行ったように。」
古島はきっと寂しかったのだろう。
だから一人でここに潜り込み、数年かけてレベルⅠになった。
俺も族狩りを始めた切っ掛けは突っ張って家族と帰らず一人で田舎のばあちゃん家に行ったから不良を殴って狙われるハメになった。