もちろん、奴等も攻撃してきた。
がむしゃらに振り回し、何回も俺の腕を切り込む。


死闘の末、奴等は数ヶ所骨を折って倒れ込み、俺は切られた腕や脇腹から血を流して幕を閉じた。


その後、さくらを護衛してた仲間を呼び出し、知り合いの警察を呼んでストーカー連中を連れて行ってもらった。


マンションの左側を行った奴等は顔に殴られた跡があり、気を失っていたと探しに行った仲間から連絡があった。

その日はガラスまみれになった部屋を全員で片付け、マンションの住人に事情の説明と謝罪して回り、さくらの家に泊まらせてもらった。


翌日、俺は電話の着信音で目を覚ます。
明隆:「誰やねん?」
寝ぼけて電話に出た。
新石:「明隆君!大変だ!実は…」
俺は電話を切ると、朝飯を作ってくれているさくらに別れを告げ、慌てて家を飛び出した。