明隆:「なにすんねん!いきなり!アホ!」
安居:「うるさい!バカ!すっごい心配したんだからっ!」
安居はそう言って俺の胸で涙を流し続けた。
確かにこいつが居なければ殺されていたかもしれない。

俺は信じれる者は自分だけだと思っていた。
だが、こいつだけはいつの間にか俺の心の扉を完全に開けきっている。

明隆:「すまん。心配かけたな。これから無茶せんようにするからもう泣くな。」
安居:「約束する?」
明隆:「おう!約束する。んじゃ、報告しに帰っていつもの店行こうぜ!朋香。」
安居:「うん。」
俺は無意識に姓の“安居”ではなく、名の“朋香”で呼んでいた。


一度、本部に報告し俺らはいつも行くバーへ顔を出した。