明隆:「確かにあいつらは喧嘩なれしていて迷いがなかったが足取り・握り方・距離の取り方・視線の位置全ての行動が素人。こんな奴等と比べられては困るな。」
新石:「その歳で素晴らしい洞察力をもっている。君は今をもって『No.021』の所属番号を与えよう。」
そんな新石の言葉に反論した者がいた。あの双子だ。
双子・兄:「ちょっと待ってくれ!いくら腕が立つからって最高ラインを超えさせるのはおかしくねぇか?」
双子・弟:「おうよ!俺もおかしいと思うぜ!無敗の俺らが負けるわけねぇし!それに021ってアイツのナンバーじゃねぇか!」
二人は感情を抑え切れずにいた。
新石:「そこまで言うのなら君達、二人のレベル(地位)をかけて明隆君と勝負しなさい。負けたら格下げします。無敗を誇ってる君らなら受けるでしょう。」
新石の挑発に双子は食らいついた。
双子・兄:「上等だ!部下の士気を下げられたお返しもしなくちゃなぁ。」
双子・弟:「覚悟しやがれ!テメェの細い腕、へし折ってやる。」
バトル・メンバー内では四天王一の荒くれ者として恐れられているNo.008(兄)とNo.009(弟)。
俺はそんな事も知らず、警戒しながら外を眺めていた。