予定より10分遅れの会議が始まった。
八総幹部達は礼をして着席する。
その間、何故か俺らは座ったままで礼をしなければならない。

No.2:「只今より、八総審議会・八総幹部会議を行う。一同、礼っ!」
No.1:「え~、ではまずトップレベルである新石の処分から始める。新石、立て!」
オッサンは立って一歩前にでた。
No.3:「新石、お前の出した辞表を確認した。だがな、トップレベルであるお前が辞めたら他の者はどうなると思う。」
新石:「暴走する者が出てきます。止める者がおらず、死者が出てもおかしくありません。私が辞表を提出したのは確かです。しかし、私はまだ残りたいのです。」
No.2:「何ぃ!気の迷いだったとでもいいたいのか!」
明隆:「ちょっと待って下さい!僕が事情を話します!」
慌てて新石のフォローに入ろうとした。
No.2:「ガキに聞いとらんゎ!黙っとれ!」
俺は入った時から気に食わなかった。
言い方がキツいだけならまだ堪えれるが、人を見下した態度は許せなかった。