次の日、俺は新石の車で総幹部会議会場である総本部へ向かった。

新石:「着いたよ!」
明隆:「えっ!?」
また、日本邸と言わんばかりの豪邸かと思えば、超高層ビルが建っていた。
明隆:「オッサン…ここ?」
新石:「うん。凄いでしょ。ここが総本部。さぁ、入ろうか。」
新石の後に続き、自動ドアをくぐる。
中に入ると左右に服の上からでもムキムキなのが分かるガードマンがボディーチェックをしてきた。
ガードマン右:「すみません。ボディーチェックをさせてもらえませんか?」
新石:「はい、早めにしてもらえる?8総幹部会議に出るんだ。」
明隆:「ふざけんな!何でボディーチェックなんか受けなあかんねん!武器持っとったら真っ先にお前らをどついとるゎ!」
ガードマン左:「ガキがいきるなっ!俺はアイツみたいに気長じゃねぇ。聞いとるんか!」
ガードマン左が指差した方を確認している隙に胸ぐらを掴まれ、素早い動きで足を払われ、床に押し付けられた。
逃げたくても力の差が違いすぎて息をするのもままならなかった。