【悠雅side】
悠「ふぅー」
俺は外に出て、溜息を一つ吐いた
今日で俺は総長を降りる…
そう決めたはいいけど中々言い出せないでいる
俺はどこまでも意気地なしだな…
凛にもいろいろ聞きたいことあるのに聞けずにいる…
?「何してんの?」
不意に声をかけられて俺は顔を上げた
悠「凛…」
そこには凛が居た
凛「リーダーが今考えてること当ててあげようか?」
凛は真っ直ぐ街の灯りを見ながら言った
悠「俺の考えてること?」
わかる筈がない
俺はこのかた、ずっと自分の考えを読まれたことはない
幼馴染の愁は別として、他の奴らに読まれたことはない
それなのに、凛が俺の考えてること読む?
ありえない…
凛「あんた、総長やめようとしてんだろ?」
ゆっくり顔を向けたかと思うと凛はそう言った


