【玖籠side】


?「凛さんですか?」


電話を切ると運転席から聞かれた


俺の相棒の笹峰(ササミネ)


歳は俺より2・3個下だ


何故か笹峰は年下の凛のことを凛さんと呼ぶ


凛にも最初は注意されていたが呆れてもう何でもいいとか言っていたな


玖籠「あぁ。これで少しは凛の負担が減るな」


俺はそう言って窓の外をみる


笹「凛さん、相変わらず無茶するんですか?」


笹峰は凛の性格を知っている


あの無茶する性格を…


自分で何もかも背負う性格を…


玖籠「あぁ。あの性格は一生治んねーだろうな」


笹「それが凛さんなんですけどね」


二人して苦笑いして言った


笹「玖籠さん、そろそろ着きます」


玖籠「おう」


さて、さっさと片付けて凛に報告書渡すか


俺等は校門の前に車を停めて、車を降りて校庭に向かった