凛「それじゃ、後のことは頼む。」


玖籠『わかった。なんかあったら連絡するわ』


凛「あぁ。頼む。」


あたしはそう言って電話を切った


フゥーー


やっとあいつらの件は終わった


万「凛」


空を見上げてたら万浬に呼ばれた


凛「ん?」


万「琉伊たちに連絡しておいたよ」


凛「さんきゅ。夜に会議するから。棗」


棗「はいはい」


そう言って棗はあたしの特攻服を持った


凛「じゃ、あたし戻るから」


杏「りんりん、もう嵐姫じゃなくていいんだから行かないでよ」


瞳をうるうるさせて言う杏浬


ほんと小動物だ…


凛「今はまだ嵐姫だ。それにこの学校の処理もしなきゃいけねーしな」


杏「ちゃんと戻ってくるよね?」


不安そうな瞳……


何て言う顔を………


させてるのはあたしか…


凛「お前らも学校戻れ」


あたしはそう言って杏浬の頭をポンポンと撫でた


杏浬のその質問には答えられなかった


杏浬は納得してない顔だったけどあたしは見なかったことにした


ほんとあたしってつくづく卑怯な奴って実感するな


近付きすぎたから杏浬にこんな顔させるんだ


時が来たら目の前から消えるんだ


それなのにあたしは期待させてる…


ほんと卑怯で最低な奴だな…


凛「じゃあな」


あたしはそう言って校舎の方に足を進めた


【凛side end】