蝶(凛)「おい、死狂。お前らここんところ調子こいてねーか?」
さっきよりも低い声だ
死・江田「な、なんのことだ?」
少し焦りながら言う江田
やはり蝶凰に怯えているらしい
蝶(凛)「ほう。しらばっくれる訳か……。嵐龍の姫狙おうとしたり警告しても聞かないから下っ端を闇討ちしたりしてさー」
死・江田「や、闇討ちなんてこの世界なら当然だろ(汗」
蝶(凛)「あぁ。この世界にいるなら免れないことだな」
蝶凰の言う通り、この世界には闇討ちなんて当たり前なんだ
死・江田「な、なら蝶凰が出る幕じゃねーだろ」
怯えているが強気な江田
まさに蛇に睨まれる蛙だな
蝶(凛)「いや、出る幕だな。お前ら、人身売買やってんだろ?」
人身売買……
死・江田「な、何の証拠があるんだ!?」
少し乱れている江田
その態度は答えを言っているようなものだ
多分蝶凰はそれをわかっているだろう
蝶(凛)「そんなに証拠がみたいならみせてやるよ(ニヤッ」
ニヤッと笑いながらいう蝶凰
蝶(凛)「風凰」
蝶凰は煌凰の右腕である風凰を呼んだ
風(万)「はい。……この写真は誰だ?」
風凰はそう言いながら写真を懐から出し見せた


