愁「待ってください、悠雅」


少し考えた愁が言った


悠「あ?」


愁「ここ数ヶ月、下っ端が入れ替わりで家の用事とかで来れない日が続いてます。何人か家の用事は大丈夫でしたかと聞いたところ何か隠してる感じはしました。ですが、人様の家のことに首を突っ込むわけにはいきませんので詳しい話は聞いておりませんが…」


と愁は言った


確かに毎日のように来る下っ端が数日来なかった日が続いた


もしかして襲われて病院に入院してたから来なかったのか?


何故下っ端は言わなかった?


何かあれば俺にすぐに言っていた


どんな些細なことでもだ


俺じゃなくても幹部の奴らに話したりしていた


なのに今回は誰もこのことは言っていない


なかったように過ごそうとしていた


どうしてだ?


誰かが下っ端に指示した?


だけど総長の俺や幹部の指示は聞くが他の奴らの言うことをあいつらが聞くはずがない


もっと強い人間が指示をした?


誰だ?……


誰がこの件に関わってる?


俺は段々と眉間にしわを寄せていった


今回の件はいつもの抗争と訳が違う気がしてならねー