それから数分、お互い話もせずボーっとしてたがあたしは気になることがあったので聞いてみた
凛「ね。」
悠「ん?」
凛「リーダーはどうして暴走族に入ってんの?」
悠「なんでだ?」
凛「んーなんとなく?」
悠「ある人との約束を果たすため」
ある人の約束?
凛「そんな大事な約束なの?」
悠「あぁ。俺にとってな」
凛「そう」
ふーん
こいつ約束のためにこの世界に入ったのか…
そんなやつもいたんだな
悠「お前はどうしてこっちの世界にいんだ?」
真っ直ぐあたしを見据えて言うリーダー
どうしてこの世界にいるか?か…
凛「あたしは……っ!!危ない!!」
――――ガシャーン
悠「っ!凛!?」
凛「っ……。怪我は?」
悠「俺は大丈夫だ。でも、お前が……」
凛「っ大丈夫だ。気にすんな。お前はここにいろ」
悠「凛!?」
あたしはリーダーを無視し窓から飛び出した


