凛「おい!」
悠「……」
あたしは前にいるリーダーに呼びかけたが無視された
何無視してんだよ!!
凛「おいってば!!」
悠「あ?」
少し大きな声で言えば不機嫌な声で返された
最初から返事しねーからだよ
凛「なんであんたと回んなきゃなんねーんだよ」
あたしはあくまで男声で奴に言った
悠「俺が凛と回りたいから」
そう言ってまた前を向いた
は?
意味わかんないし
あたしの意志は関係ないわけ?
出たよ
リーダーの俺様…
こうなるとこいつは曲がらない
あたしがギャーギャー騒いでも聞く耳を持たない…
はぁー
仕方ないこいつと回るか
どうせ、なんも予定なかったし
ついでに総長の護衛も出来る
総長は特に狙われやすいからな
他の幹部は前からこの学校に通ってる煌凰のメンバーが数人護衛についてる
さっき教室を出るとき、目で合図をしておいた
さて、神経を集中させようか…
いつ来るかわかんないしな


