もちろん凛は俺たちより強い
だけど、凛は俺たちにとっての光であり、一緒に戦う王であり、守るべき姫だ
凛を一人で闘わせることはしたくない
どんなに強い相手だとしても凛と共に闘いたい
怪我をするのは重々承知だ
凛は優しいから俺たちに危ない綱を渡って欲しくないし大怪我を負わせたくないんだろう
だから凛はいつも一人で無理して突っ込んでく
あいつは全部自分で抱え込んでしまう
でも俺たちはもう二度と凛を失うことはしたくない
だからこそ、今の任務に集中してほしい
そして俺は持ってるカードをすべて使ってでもお前と一緒に闘うぞ
凛…
万「煉二んとこに行くか」
俺はキョロキョロしている杏浬と凪、まだ王子系キャラを演じてる庵、そんな奴らを溜め息交じりに見ている棗に言った
杏「いちご飴ーーー!!」
凪「チョコバナナーーー!!」
庵「………」
棗「おっけー」
統一感がないことだ
万「食いモン買ってから行くか」
煉二たちも文化祭に参加してるだろうしな
俺たちは寄り道をしながら煉二たちの元に向かった
【万浬side end】


