凛「ご注文はいかがなさいますか?」
あたしは低い声に笑顔を張り付けて接客する
女客1「えっと、おすすめのメニューってありますか?」
凛「おすすめですか…ビックパフェといちごたっぷりショートケーキがおすすめです」
接客スマイルはこの子たちに効いてるみたいだ
さっきからこの子たちの頬が赤い
さすが棗のメイクだ
あたしは今男と思われてる
今度このメイクと男の格好でパトロールしたら面白そうだなーww
女客1「あの、じゃあいちごたっぷりショートケーキお願いします」
女客2「あ!私も同じので」
凛「かしこまりました。お飲物は…お嬢様はミルクティーでそちらのお嬢様はカフェオレでよろしかったでしょうか?」
女客1「え!?なんで私の好きな飲み物知ってるのですか?」
女客2「私の飲み物も…」
驚く女の子たち
それもそうだろう
飲み物を当てられたんだから
凛「僕は執事です。お嬢様たちの飲み物知っていて当たり前ですよ(ニコッ」
ほんとはさっき空き教室で窓の外を見てたとき、この子たちが自販機で買ってたの見たんだよねー
今日会った奴の好きな飲み物知ってたら逆に怖いだろww
あたしの笑顔に女の子たちはまた頬を赤らめた


