桐吾「めーんっ!!」


剣道の掛け声である言葉を発しながら竹刀を振ってくる


あたしは体制を低くし、こっちに向かってきたポチの横腹を入れた


桐吾「ッツ…」


見事に竹刀が当たった桐吾は膝をついた


今回は竹刀しかなかったので防具はつけないでやった


あーもちろん、ちゃんと力抜いて横腹に入れたからそこまで外傷はない


2、3日青痣が出来てるぐらいだろう


力抜かないでやってたら骨まで言ってたしな


桐吾「凛さん、見事っす…」


痛いようで脇腹を押さえながら言う


凛「わりー結構痛かったよな。もう少し力抜いておくべきだった」


あたしは竹刀をまた肩に乗せながら言った


下2「え…凛さん手抜いてたんですか?」


ポチにいつの間にか駆け寄っていた下っ端君に聞かれた


凛「ん?あぁ、いくら経験者でも防具も着ないで本気でやれば怪我するしな」


あたしはありのままのことを言った


桐吾「手を抜いてもあの強さ……俺、完全に負けたッス…」


うん、やっぱ犬だな


というより子犬に見えてきてしまった…ww


凛「いや、負けてはないよ。ポチは強いよ?他の経験者よりも数段強いと思う。」


桐吾「ですが、俺は現に凛さんに負けたッス…」


負けたねー


まー結果的に見ればそうだろうね