万「なんかあったのか?」
俺は息を整えてる杏浬に聞いた
杏「あ…あのね、さっきミイちゃんが凛の部屋から鳴き声聞こえたから鍵開いてたから部屋に入ってみたの。そしたら……そしたらりんりんがどこにもいなかったの(泣)この手紙しか残ってなかったの(泣)どーしよ万浬、りんりんがーうわぁーん」
杏浬が泣きわめいてる
凛がいなくなった?
嘘だろ…
またいなくなった…
落ち着け俺…
まだその可能性はねー
――――ガシャーン
椎「杏ちゃん、それ嘘よね?」
椎奈が信じられないという顔で杏浬に聞く
杏「ヒック…あたしも嘘だと思って何回も部屋探したけどいなかったヒック…」
椎「そ、そんな…」
椎奈は力が抜けたように座った
庵「まだ消えたかはわかんない…」
庵が言う
そうだ…庵の言う通りだ
まだわからない…
万「杏浬、手紙の中身は?」
俺は棗に背中を擦られている杏浬に聞いた


