李「稀琉羅帰るぞー」
稀琉羅と少ししゃべってると李仁が言った
稀「でも…」
稀琉羅があたしと李仁の顔をチラチラ見てた
凛「稀琉羅、李仁と帰りな」
あたしは稀琉羅に優しく言った
稀「で、でも凛…」
凛「稀琉羅の家族が待ってるよ?」
稀琉羅に家族はいない…
それは過去のこと
今は李仁の家族がいる
待ってくれる家族がいる
李仁の家は極道だ
組員は家族……
そう昔、李仁のおやっさんが言ってた
だから稀琉羅を李仁に梶原組に預けた
正解だったな…
稀「でも、凛一人になっちゃう…」
稀琉羅が悲しい目をしながら言った
稀琉羅はあたしのことを大切な存在だと思ってくれる
それはありがたい…
でも…


