――――チンッ
エレベータを降りてさっきいたダイニングに向かう。
凛「椎奈ー」
あたしはキッチンであと片付けをやっている椎奈を呼んだ。
椎「どうしたのー?」
キッチンからヒョコッと顔を出しながら言った。
凛「学校行ってくるから、ミイ頼む。」
あたしは抱っこしているミイを見ながら言った。
椎「わかったわ。ミイちゃんのことは任しておいて!」
凛「あーうん。頼むね。」
あたしはそう言ってこっちに来ている椎奈に渡した。
あたしが学校行っている時は椎奈にミイのことを任している。
餌あげないといけないし、部屋に一人じゃ寂しいからね。
椎「凛、そろそろ行かないの?万浬たちはもう行ったけど」
凛「今行く。」
へぇー
万浬たちもう行ったんだ。
真面目だこと。
椎「気を付けて行って来てね!」
凛「あぁ。行ってきます」
椎「いってらっしゃーい!」
あたしは手をヒラヒラ振りながら台所を出た。


