庵「調べたところ、ある人物を探しているみたい。」
探している?
誰をだ?
棗「ねぇ、ゆっくりしてていいの?もう時間やばいんじゃない?」
誰か聞こうとしたら棗に遮られた。
スマホを見せてくる棗。
あ…
やばい…
時間…
凛「やば!じゃ、着替えなきゃだから!」
あたしはそう言って自分の部屋に猛ダッシュで向かった。
他のメンバーも自分の部屋に駆け込んだ。
このとき、ちゃんと聞けばよかったと後悔するなんてあたしにも万浬たちも思ってもみなかった。
着々と止まっていた歯車が動き出していた。
これは、
破滅へのカウントダウンか…
それとも
解放されるカウントダウンか…


