椎「りーん!ご飯よー」


ドアの前で大声を出す椎奈


凛「今行く…」


眠い目を擦りながら返事をする


椎「早く来なさいよー!」


そう言ってエレベータに乗ったみたいだ


あれから三日あたしは自分の部屋と地下の行き来を繰り返していた


落ち着いたしそろそろ学校に行かないとね…


ほんとはめんどくさくて行きたくないけどさー


あいつらに詰め寄られるから行きたくないんだよなー


めんどくさいしね


ってか、あいつらに関わりたくない…


あいつらだけでじゃない…


ほんとは万浬たちともあたしみたいなやつが関わっちゃいけない…


でも、あたしが万浬たちの前から消えるとあの時みたいに寝る間も惜しんであたしを探しかねない…


それと、杏浬と凪が泣いてしまう…


あたしのために泣いてしまう…


あたしなんかのために…


だから、万浬たちの側から消えることはできない…












でも、いつかその時が来たら万浬たちの前から消えるかもしれない…


その時は……


ごめんね…


あたしを探さないで…


あたしなんかの為に泣かないで…