俺は、大学の帰り 空から降ってくる 女の子を見かけた。 その子の背中には羽が見えた。 彼女の落ちた場所へと向かった。 それは、昔 俺を助けてくれた天使だった。 俺は天使を助けて、 しばらく一緒に暮らしていた。 ホントに幸せだった。 だけど、彼女が家を出た。 "ありがとう。 さようなら、愛輝。" という、 置き手紙だけを残して――。