「私、楽しいよ!毎日笑ってばっかだもん・・・」


「だったら、もっといつもみたいに笑ってよ!」


「え・・・?」


「最近の初花は、笑ってるようで全然笑えてない、目では風見くんのこと追ちゃってるし
話してても、上の空・・・そんな中、楽しいなんて見えないよ・・・まだ好きなんでしょ?
風見くんの事」


そう、奈々は言った


私は、もう舜への気持ちは無くなったの、だからななも、見間違えだよ


「奈々、間違ってるよ」


「何が間違ってるの?初花、ここで、変な意地はってたら大切な物なくしちゃうよ」


大切な物・・・そう言われて、直ぐに思い浮かんだのは、舜だった


私・・・まだ、舜の事が好きなんだ・・・


でも、だめ・・・この想いは、伝えられない


「奈々・・・私、舜がまだ好き・・・でもねグスッ・・・ダメなんだ」


「どーしたの?」


「あのね・・・」


私は、奈々にちゃんと話した、


由実ちゃんに、別れろと言われて、最初は断ってたけどそしたら舜が怪我をして、その日に由実ちゃんと話したら、由実ちゃんがナイフを持っていて、何するか分からないと言われたこと


話した後、奈々は


「そっか・・・大変だったね。・・・よいしょ、だって風見くん」


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「へ?」