「初花?」


「今更、そのことについてしつこく聞いてこないでよ!」


ごめん・・・舜


でも舜を助けるためなんだ、許してね


「うい・・・か?」



舜は、凄く悲しい声をしていた


「出てって」


「は?」


「出てかないならいいよ」



そう言って、私は屋上を飛び出した


・・・じゃないと、舜の前で泣いちゃいそうだったから


家について自分の部屋に入ると、涙が次から次へと流れてくる


泣きながら決めた、私は、


自分の気持ちを、押し殺そうって決めた


自分の為、周りに迷惑をかけない為


そして何より、舜の為に・・・