少し落ち着いてから気づいた


・・・誰かいる


その時、


「おまえ、逃げんなよ」


舜が追って来ちゃった


「その声は、舜くん!?」


そして、運が悪い事に屋上の先客は、由実ちゃんだった


「初花ちゃんまさか、まだ別れてないとか無いよね?」


「え・・・えと」


何迷ってんの!別れたって言えば良いじゃん!


舜を傷つけないためだよ


「何の話だ?」


「何もないよ♪教室いこ?」


「お前に聞いてねーよ」


舜が冷たく言い放った


「初花どーゆーことだ?」



「え・・・」



「初花ちゃん忘れたわけじゃないよね?」


そうだよ、別れたって言わないと舜が殺されちゃう


・・・嫌だ、だけど・・・


「舜もう私たち別れたじゃん」