「それ・・・」
「そう、ナイフ」
あり得ない・・・
「これで、舜くんのことを刺したらどうなるのかな?」
殺される!
「あんたが、舜くんと別れれば助けられるのにあんたは、舜くんを見殺しにするの?」
嫌だ!別れるなんて嫌だけど・・・
でも、舜を傷つけるのはもっと嫌・・・
ごめんね、舜無力な私で・・・
「別れるから・・・だから、舜は、舜を傷つけるのは・・・止めて」
「最初から、そう言ってればよかったんだよ」
・・・嫌だ・・・
「じゃあ、この事は、誰にも言わないでね。約束破った瞬間私、なにするかわかんないから・・・また明日ね♪」
由実ちゃんが、教室を出てった瞬間・・・
「・・・ぐすっ・・・わーん」
涙が、一気に出てきて、止まらなくなった

