「ごめん!」


「・・・?おいっ!何すんだよ」


俺たちは、舜の手と足を縛った


絶対に逃げない様に


「お前たちの為だ」


「意味わかんねー」


~♪♪♪♪♪~



「よし!」


奈々から電話だ。舜のケータイを取って、スピーカーにして、皆に聞こえるようにする


「私、楽しいよ!毎日笑ってばっかだもん・・・」


最初は、強がってた初花、でもだんだんいつもの初花になって、


「奈々・・・私、舜がまだ好き・・・でもねグスッ・・・ダメなんだ」


そう言って、真実を話し始めた


由実に、別れろと言われて、最初は断ってたけどそしたら舜が怪我をして、その日に由実ちゃんと話したら、由実ちゃんがナイフを持っていて、何するか分からないと言われたこと


舜は、由実に腹を立ててた。でもそれ以上に、初花を取り戻したかったらしい


紐をほどくと


すぐケータイを捕った


電話が終わったあと、今までにない位に舜は笑顔だった