あ…
今日は、授業あるんだっけ。
どーせ、オリエンテーションだろうけど
そうだ。
美桜に連絡入れてないんだ。どうしよう。
詳しい話は後でするとして、メール入れておこう。
【今日、先行ってて!昨日あったことは今日説明するね】
美桜にメールもおくったし、シャワーを借りた。
タオルと下着とYシャツが用意されていた。
そこに、またルーズリーフを半分にした紙でメッセージが。
『りおへ
タオルと下着とYシャツつかってね。
あたしのだから、嫌だったらガマンして同じもの着てね』
あたしの姉は、こんなに優しいんだ。
もっと早くに出会ってたかったよ、お姉ちゃん。
シャワーを浴びて
那緒が用意してくれていた下着を着る
サイズもだいたい同じで、よかった。
下着の上にYシャツを着る。
Yシャツからは、ふんわりと那緒と同じ匂いがした。
優しくて、甘くて、柔らかい香り。
那緒にピッタリ。
あたしには似合わない香り。
昨日、適当に脱ぎ捨てた制服を再び着る

