「理緒ー れなちゃん準備終わったよ。入るよ~?」


そう言って入ってきた那緒。

そして那緒の後ろには、那緒と同じ格好をしたれな。


あたしたち姉妹にはレパートリーがないのかな…


「みんな同じカッコ!うけるっ!」


れなが笑い出して、3人で笑った。

そして、3人でお父さんのいる1階へ向かった。

ちゃんと会うのは、かなり久しぶり。

病院では軽く話した程度だったし…


「……那緒、理緒、麗那。みんな大きくなったなぁ」


そう言ってお父さんはただあたしたちを交互に見つめた。


「理緒なんて、付き合ったときのお母さんにソックリだ」