チョコレートより甘い恋を



「っていうことなんだよ!」



・・・悠の目が驚いて点になってる


「まじかよ・・。
 城山って・・。え・・
 でも、いや・・。確かに・・・
 俺だと思って・・・あ」


てんぱってるし
口元が上がるのが抑えられない


「なににやけてんだよ
 どうすんだよ!!
 お前これから全校生徒に恨まれる気か?
 ・・・まてよ、もちろんOKだよな?
 ってか、もうOKしちゃったんだっけ?」


「てんぱんなよ
 大丈夫だってうまくやるよ!
 まぁ、じょうだんかもしれないし」


悠焦りすぎだろ

「にしてもチョコレートって
 なんで?」


「俺が毎朝購買でチョコレート買ってるからじゃね?
 甘党だし・・・。
 意外と有名なのか・・・?」


思わず顔をしかめる
俺のベッドに座ってクッションをもっていた悠が立ち上がる

「知らなかったのおまえ!
 甘党な爽やか優等生で女子に人気だぞお前」


甘党有名なのかー

夕日にあたる悠の顔が輝いてる