「ってめぇ、誰だよ!」
「誰って言われてもなあ…。
通行人A…ってとこらへん?」
そう言った彼の姿を見ようとするが、しつこいナンパ男が邪魔で、なかなか見えない。
あ……でも、こうゆう時って超イケメンが現れるって感じのやつだ!
と、自分で納得しながら期待が膨れていく。
「あーあ。もうどうでもよくなった。
おい、皆。
アイツやろうぜ?」
その声と共に、私の腕を掴んでいた人たちが通称"正義のヒーロー"のところまで向かっていく。
そして、正義のヒーローは相手をボコボコに倒す・・・
こともなく、虚しくやられっぱなしだった。


