辛くない恋がしたい。




絶望のなかにいたあたしに

寄り添ってくれたひとがいた







寂しさと悲しさだけで

毎日を過ごしていたあたしは





その手を掴んだ…





この絶望から抜け出せるかもしれないと…











でもね、全然だめだったんだ…




その人を

彼に重ねた

そして違うんだと気づいて辛くなる

彼と比べた

そしてやっぱり彼が好きだと思う

上書きしようと思うのに

彼はあたしのなかの

特別な引き出しのなかにいる…







その人と笑いあった時間全てが嘘ではないけれど

あたしの頭のなかにいたのは

…その人ではなかった













あたしは


最低なことをしたんだ…











本気で好きになってくれたのに

あたしは100%で答えられなかった






ただ

絶望の世界から抜け出したかった…