ブザービート(仮)

「……って!」
ゴツ‼

「藤村、寝る暇があるなら、早く入部希望届だせ。」
昼寝中に教科書で叩かれるなんて、どこぞのアニメの主人公ですか、わたしは。
「わたし、部活入らないんで」
「なら、その紙を早くだせ!」

わたしは藤村ユカリ。この洸蘭高校(派手な名前だな)になんとか入学した。何も問題なく過ごしている、はず。

「ユカリ、部活入らないってホント?あの事は、もう気にしなくていいんじゃない?」

後ろのこの子は、幼馴染の伊藤美紅。誰もが目を見張る美人なんだ。

「ううん。あれはわたしの問題だから。美紅は気にしないで。」

しゅん、とするその顔がなんとも可愛い!

だけどこの事は、誰にも譲れない。
わたしが決めた事だから。

「藤村ぁ、また叩かれたいのか。おとなしく授業聞け!」

…誰にも

「ふぁい」