あ、あの学ラン・・・うちの制服だ。

逆方向に行ってるってことは・・・・・
あれか、忘れ物か?ウプププ。



すれ違いざま、ニヤニヤしながら忘れん坊くんのお顔を拝んでやろうと横を向いた。



が、見たとたんもう笑っていられなかった。


・・・え?


そいつはありえないくらいきれいな顔をしてた。


て、天使?妖精?

アホみたいだけど、本気でそう思ってしまうくらい美しかった。