日曜日。




真っ昼間の地下鉄の駅。






俺ら2人は柱にもたれかかり、ある人物を待っていた。





「ホントに来るのか?」



俺は不安そうに聞いた。



「たぶん。俺の後輩's情報によると、今日は彼女とのデート日だそうだ。

ちなみによくこの駅で待ち合わせてるらしいぞ」



「・・・」



「どうした?」



急に黙った俺を内山が覗き込む。




「水嶋が・・・水嶋がデート!

水嶋が・・・水嶋が、どこぞの馬の骨ともわからん女と手ぇつないだりピーしたりピーしたりするというのか!!?」



「おい、思っても口に出しなさんな、そんなはしたない。

ちなみに馬の骨なんて普通女の子相手には使いません!!」



内山がすかさずツッこむ。



「くぁあぁ!デートなんて許せん!水嶋はやらんそ゛!」



「お前のじゃねーよ!!・・・あ、来た」



「!」