「ベッド使えよ。風邪引くし腰に悪いし寝違えるし。体調崩すじゃん」 俺はいつも以上に真剣に言った。 誰かが体調悪くしているのは見たくない、という俺の苦手意識から出た言葉だった。 一瞬、陵が目を泳がせた気がする。 それからフッと笑うと、ため息をついてテーブルに体を倒した。 「優しいなあ、お前」 「……っ」 首を傾けて乾いた声で言われて、俺はどうともつかない感情に襲われた。