「遅いぞ陵ーっ」 「もうゲーム始めちゃってるよ」 「悪い悪い。瑞希も連れてきた」 しかも聞き覚えのありすぎる声で、脱力というより失望した。 一瞬で気が引けたけど、ここで帰るのはまた陵のお怒り食らいそうだから諦める。 「秋晴も来てたんだ」 俺は一人だけ視界に入ってないことにして部屋に足を踏み入れた。