女好きとか、もっと危ないじゃねえか! くっそムカつく……ムカつくけど勝てる気しない。身長くれよ。 なんでどいつもこいつも長身ばっかなんだよ! そう叫んで、また机を一蹴りしたとき。 「おっ邪魔ー」 陽気な声が聞こえたと思ったら、隣の空いた席に誰かが座った。 座ったときに鼻についた香水の匂いで、俺は誰だか予想がついた。 「瑞希ただいま」 「その顔を俺に向けるな。腹立つ」 爽やかすぎる笑顔の百瀬が、俺の一言で顔を歪ませた。