自分に向けられたわけでもないのに、陵の爽やかな笑顔にクラッとした。 陵の笑顔……犯罪だ。 「瑞希大丈夫?立てる?」 赤面している俺の隣に母さんが座る。 その時の顔がいつもと違って真剣で、目腐ったのかと思った。 「……大丈夫じゃないけど」 「でしょうね。教科書詰め合わせの段ボールが落ちてきたそうだし」 想像するだけでも気分悪くなりそうだ。