「失礼なこと言うんじゃない!」



「はいはい。あ、電話」



突然、画面が変わって出てきた『ひかり』の表示。



俺はぐちぐち言ってる母さんは無視してスマートホンを耳に当てた。



「もしもし?」



『あ!もしもし瑞希?あのね、今って大丈夫?』



野々田ひかり。



高校一年から付き合ってる彼女で、俺の癒し。