「山田さんは帰ったわ。あなたが庇ったみたいで、怪我はなかったの」 「そう、ですか」 俺は安堵のため息をついた。 山田さんが怪我をしてないなら、ひとまず安心だ。 問題はさっきからズキズキと痛む頭と左足。 左足には包帯が巻かれていた。 「あの、先生。これって……」 「足、痛い?」 「はい、痛いです」