「余裕に見えないけど」 秋晴はヒラヒラと教科書を揺らしながら、冷やかしの目を向けてきた。 腹立つ……。 「俺はどんな状態でもお前だけには負けねーから!」 「はいはい。凄いよねー、"内面"だけは尊敬するよ」 「俺だって秋晴の"外見"だけは尊敬するよ!内面最悪だけどな!」 俺はそういい廊下に出た。 ……と思ったら、ひかりとバッタリ遭遇。