「あれ、珍しいじゃん。瑞希から来るなんて」 何を血迷ったのか、俺は校庭で音楽を聴いていた鈴村のところにいた。 「なぁ鈴村、質問していい?」 鈴村に質問なんて負けた気がして悔しいけど、今はそれどころじゃなかった。 「何?何でもいいよ」 ヘッドホンを首にかけて優しすぎる目を向けてくる鈴村は多分壊れてる。 それとも俺が避けてて気づかなかっただけか? とりあえず、鈴村の優しさが意外だった。